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「やりたい時にやらなくてはいけないよ。」その④

「人間、いつ死ぬかわからない。やりたい時にやらなくてはいけない!」と実感した私は、その後は思い切った行動で、我が道を突き進んでいた。
かに見えたのですが、、、。

その①

https://rokugama.exblog.jp/29267491/

その②

https://rokugama.exblog.jp/29269254/

その③
https://rokugama.exblog.jp/29270933/

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高校を卒業後、デザイン系の専門学校で初めて陶芸を学びました
その後、アルバイトをしながら東京の陶芸家の工房でアシスタントをした後、私は山口県の窯元に飛び込み弟子入りをしていました。

そこまでに、いくつかのターニングポイントがありましたが、全て「やらないで後悔するよりやって後悔した方が良い。」という方針から選択してきました。

因みに、山口県は両親の生まれ故郷で、母方の祖父母や親戚が多い土地でした。
窯元の先生とは直接の知り合いでは無く、窯元の近所に私の親戚が住んでいて顔見知り程度だったそう。
私は専門学生の時に一度窯元見学に行って、ここなら毎日陶芸が出来る!と思い、数年後に突然、そちらで1年間勉強させて下さい。と手紙を送りました。

先方は面食らったようでしたが、承諾してくれました。丁度その時、人手が必要だったという事情があったのです。
窯元の先生は心臓バイパス手術をして退院したばかり。家族経営で、他の働き手は奥さんとパートの女性陶芸家さんの2人だけでした。
仕事復帰した先生の雑務や力仕事が出来ればと受け入れてくれ、程なく窯元の商品も作らせてもらっていました。

海が見える窯場で毎日陶芸が出来る上に、僅かながらもお給料をもらって、役に立っている。勇気を出してここに来て良かったー!と思いました。

しかし、一つだけ引っかかる事がありました。

それは、先生と先生のお客さんとの会話の中にありました。

その⑤に続く。

by mitokosan | 2019-02-23 16:38 | Kindle「父への感謝状」草案 | Trackback

陶芸家が綴る、心と身体の事。


by 三戸珠恵