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ハラハラドキドキ講評会

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埼玉女流工芸展の作品を見に、埼玉県立近代美術館に行きました。
会場に入った瞬間、ワッと圧倒されてしまいました。

私の作品、よく入選したもんだなー。

他の陶芸の作品はサイズが大きくて存在感があるものばかり。自分の作品が置いてあるのが恥ずかしくなりました。
でも、知り合いや見学者に褒められてちょっとばかり自信が回復した所で、審査の先生による講評会が始まりました。

あくまでも、希望者がリクエストして見てもらうらしく、他の人の講評を群がって聞いていたら、まあ何て辛口なんでしょう!
「何を表現したいのか分からない。つまらない。私は好きじゃない。」などなど、、。
先生はもっと良い作品を作って欲しいから、あえて厳しく言っているんだなと感じたので、私も講評をお願いしました。

「うーーーーん(暫く間があいて)陶芸初めて1年くらい?」

ガーーーーーーーン!

その後ビシビシ言われましたが、最初のこれが一番効いたな~。
みぞおちにドスッと来ました。
私に必要なのは技術云々の前に「謙虚な気持ち」だったんだと気づかされました。「私は○○年もやっているし、これくらい出来る」というフリはいかんのです。

後の懇親会でのスピーチでも「自分に嘘はつけません。正直な作品を作ってください」という言葉も印象に残りました。
本当に勉強になったし、次へのチャレンジの励みにもなりました。
雨の中、見に来てくれた皆さん、ありがとうございました。
by mitokosan | 2009-04-25 22:31 | Trackback

陶芸家が綴る、心と身体の事。


by 三戸珠恵